ユーストカーNEWS連載コラム

第39回~優秀な人財の定着が業績を上げる必須条件~「離職防止、人材育成のための面談」

今回は「離職防止、人材育成のためのマネジメント術」ということで、個別面談についてご紹介いたします。

(1)面談の必要性

まずは面談がなぜ必要かについてお伝えいたします。
国勢調査によると15~64歳の生産年齢人口は2013年10月時点で7,901万人になり、32年ぶりに8,000万人を下回りました。
以降、毎年50~60万人ずつ減少していくと予測されています。
また、新卒・中途問わず求人倍率も上がり続けるなど、採用難の時代に突入しております。
つまり、これまではお客様を集めることが経営にとって大切でしたが、これからの時代は優秀な人財の確保こそが業績アップのための必須条件と言えます。

続いて退職理由について、大手人材サービス会社が調査したデータがあります。
この調査データによると、退職理由の上位3つのうち2つが「人間関係による不満」が理由で退職に繋がっています。
離職防止のためにも面談がいかに重要かが分かります。

img01

(出典)2010年までは国勢調査、2013年は人口推計12月1日確定値、2015年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」の出生中位・死亡中位仮定による 推計結果

(2)効果的な面談手法

①社長自ら仕事観を伝える

面談の目的は社員のモチベーションを上げることです。
社員数20名までは社長自ら全員面談を実施しましょう。
その際、行っていただきたいことが仕事観の共有です。
「何のために仕事するのか?」の価値観(仕事観)を社内で統一することは社長の重要な役割です。

良い仕事観とは
「自分自身の成長」、
「お客様満足」、
「会社の成長・発展」
の3つに合致する価値観です。
「お金のためだけ」「生活のためだけ」といった偏った仕事観にならないよう注意しましょう。

②面談の頻度・時間

面談の頻度は月1回の頻度で行いましょう。
新規スタッフの場合、入社後1か月経過するタイミングで行えると良いです。
一人当たり目安は30分~60分。最大でも2時間以内におさめましょう。

ポイントは定期的に行うこと、就業時間内に行うことです。

③面談場所について

面談場所は音漏れしないところ、できれば会社内の個室が望ましいです。
社内に適切な場所がない場合は社外会議室・喫茶店で行いましょう。
お酒の場所は、適切な情報が収集できない可能性があるため避けた方が良いです。

④面談を行う上で気をつけること

船井流成功の3条件に「プラス発想」という言葉があります。
成功の3条件とは、業績の良い社長の条件をルールとして3つに分類したものですが、ここでいうプラス発想とは、「良い面に目を向けること」「できない理由を探すのではなく、できるやり方を考えること」です。
面談では、自社・自身にとってマイナスな情報を多く聞くことがよくあります。

「条件に不満がある」、「退職の相談をされたらどうしよう」などです。
経営陣が面談を嫌うのはこの点です。
「プラス発想」に則り、不満やマイナスな情報を聞いた際、それをそのまま受け止めるのではなく、会社の課題が知ることができるチャンス、会社をより良くするチャンスだと前向きに考え、面談に臨みましょう。

(3)面談実施事例

実際の面談実施事例について2社紹介いたします。
この2社は面談を導入し、離職率の低下、業績アップにつながった企業です。

①店長面談を毎月実施
・店長とスタッフで毎月面談(一人約60分間)を実施
・面談前に、振返りシートを本人に記載してもらう
・振返りシートは面談後に本人に返却し、自己成長につなげる

ポイントは「毎月実施すること」、「主体性を持たせること、「シートで記録化すること」です。

※面談シート
img02

 

②評価制度と連動した面談を年2回実施
・半期の評価査定として年2回面談を実施
・面談では面談シート、評価シート2種、計3枚を活用
・店長面談の後、社長面談を実施
・店長面談では問題点や悩みなどを聞き出すことを意識

ポイントは社長自ら全スタッフと面談をし、「現状の把握」と「キャリアプランを一緒に考える」ことです。

※評価シート、個人面談シートの例

img03

 

◆優秀な人財の定着が業績を上げる必須条件
(1)社長による個人面談を毎月1回、一人30分実施する(従業員20名以上は店長クラスが行う)
(2)仕事観の共有を行う
(3)面談シートを活用し、キャリア形成につなげる

 

>>ユーストカーNEWS連載コラム 一覧へ

お問い合わせ

オートビジネス支援部 担当:カトウ・オオタニ

▼お電話の場合は、03-6212-2931までご連絡ください。
※ 平日9時30~17時30分(土日祝は定休)
※ お電話いただく際に、 「船井総合研究所 オートビジネス支援部のサイトを見た」
とお伝えください。

▼メールでのお問い合わせ: お問合せフォームはコチラ

船井総合研究所(東証一部上場 船井総研ホールディングスグループ)サイト お電話でのお問い合わせはコチラ

平日9時30~17時30分

船井総合研究所(東証一部上場 船井総研ホールディングスグループ)サイト お問合せフォームはコチラ