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これからの広告媒体はYoutube!?

みなさま、こんにちは。

 

ニュースを見ても、新聞を読んでも、売り手市場だ、売り手市場だと叫ばれており、新卒でも中途でも採用が難しくなってきました。初めから新卒採用ではなく中途採用で人員を確保していた会社様もありますが、最近では新卒で採用できなかった補充として中途採用にも踏み出す会社様が少しずつ増えてきました。

 

2017年8月の中途(新卒を除く)市場における有効求人倍率は2.44倍です。実に求職者ひとり当たりに2.44社分の求人が存在していることになります。この数値は前月比+0.13ptと、前月と比較すると上がっていることがわかります。新卒でも中途でも人の採用は、難しい状況が続いています。

 

ところで、日本のYouTubeの利用率をご存知でしょうか。俺は見ないし・・・私は興味もない・・・だから全体の半分くらいじゃないの?そう思っていらっしゃる方は多いと思います。

ところが、なんとYouTubeの日本人利用率は全年代を通して約80%もあります。これは日本におけるスマートフォンの普及率とほぼイコールです。つまり、日本人の約80%はスマホを持ち、そのうちほぼ100%の人がYouTubeを見ている、ということです。

 

これはもはや単なる動画共有サイトではなく、マスメディアの一部と言っても過言ではありません。更に、男女ともに10代の利用率は約90%です。もしかするとYouTubeは今、最も10代の人が見ているサイトなのかもしれません。情報収集をするためにYouTubeを見る方もいるかもしれませんが、ほとんどの方はそうではない。とすると、なんのためにYouTubeを見ているのか。

 

男性と女性で大まかに自分の好きな動画を見る動機が傾向として出ているようです。女性は、自分だけの時間が欲しく、癒されたり、素になれたりする時間帯を欲して動画を見る。一方で男性は自分が見つけた面白い動画を友人に共有することで、自分のことを相手により伝え、親近感を得るために動画を見る傾向にあるようです。

 

つまり、動画という存在が人々の日常の中に溶け込んでしまっています。気の赴くままに、興味に関連する動画の中から自社の動画を発見してもらい、興味を持たせ、共感させ、行動させるにはいくつかのポイントがありそうです。

 


 

①エンターテインメント性

上記にも書きましたが、YouTubeを見に来る人は個人的な娯楽を求めてサイトを閲覧しています。そんな閲覧者に会社説明の動画を見てもらえるはずがありません。驚かせる、感動させる、面白がらせることを意識して動画を作成することが重要となってきます。

 

②ひとつの動画にはひとつのメッセージ

たった3分足らずの動画にいくつもメッセージが込められていたらどうでしょうか。制作者の想いの強さは伝わるのかもしれませんが、結局何を伝え、視聴者にどんなアクションを起こしてほしかったのか不明確になってしまいます。そうならないためにもひとつの動画にはひとつのメッセージ。シンプルにいきましょう。

 

③導線がちゃんと設計されているか

Googleの用語では“Call to Action”と言うらしいですが、要するに導線です。動画の最後に“採用サイトを検索してね!”と伝えるだけでなく、起こしてほしいアクションを伝えた上でリンクバナーまで用意してあげる。これが導線設計です。やみくもにボタンやリンクバナーをつければよい、というものではありません。

 

④モバイルサイトに最適化されているか

要するにスマホで見た際に、ストレスなく見られるかどうか、ということです。拘って、多くの技巧を凝らした動画を制作したとしても、容量が大きくてスマホでの読み込みに時間がかかるようであれば離脱してしまいます。視聴者のほとんどがスマホで見ているので、その場合・状況を最大限加味する必要があります。

 

⑤ターゲットを明確にする

ターゲットというと、年齢や住所、性別など、人の属性に関する議論になることが多いです。もちろんそれも大事なのですが、もっと細かく要件定義しなくてはいけません。どのくらいかと言うと、どんな仕事をしていて、どういう思考回路で事物を判断しているのか、家族構成、今の悩みなど・・・ここまで細かく決めるとどうでしょうか。こういう人にはこういうメッセージの方が伝わるんじゃないか?と思考が深くなってきます。

 


 

ざっと書かせていただいただけでも5つもありました。

しかし、どの項目も珍しいことや難しいことは何ひとつお伝えしておりません。マーケティング発想とあまり変わらないことが多いと思います。要するに“誰に何を伝えるか”ここが最も重要なのです。

 

今後も媒体やメディアは新しいものが生まれ、古いものは淘汰されていくでしょう。それに流されるのではなく、時流を見て、自社に合うものを取り入れ、いつの時代も人が集まる会社創りをすることが大切になってきます。業績も採用も“人が集まる会社へ”。そうなるためにも、新しいことに抵抗するのではなく、素直に受け入れて判断していくことが大切です。

 

生意気なことを書きましたが、少しずつでも知らないこと、新しいことに関する情報を能動的に取得していく動きが大切になってきます。ぜひ、この記事を読んでいただいた皆様が少しでも周りの事物を前向きに捉えられるきっかけになれれば幸いでございます。

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