パーツ型育成

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 松尾 愛子

2014年03月13日

今度4月に開催する繁盛店視察クリニックのヒアリングで、 先日、大阪にあるBP工場に行ってきました。

「お客様がいつ来てくださっても、工場を開放して見学を受け入れているんです」というこの会社さん。

中に入ると、すれ違うメカニックの方が、みなさん帽子をとって、笑顔で挨拶をしてくれます。
工場を案内してくださった部長が「○○くんちょっといいかな。」と声をかけると、
とても爽やかな様子でハキハキと自己紹介をしてくださいました。社交的で明朗な様子です。
なんとその会社のBPメカニックの方は、9割以上が新卒です。

礼儀正しくて元気なだけではありません。
その内製工場では、新卒メカニック中心で年間3,000台という立派な成果を挙げ、
2013年BPグランプリの優勝メカニックもいます。

どのような育成手法をされているのでしょうか。

そもそもこの会社さんも、他の多くの会社さん同様、
メカニックの高齢化や、職人の技術継承といった問題を抱えていました。

そこで当時、メカニックだった方々が鈑金塗装の地位の向上と働きやすさを求めるESの面から、
鈑金塗装メカニックの新卒採用に10年以上前から取り組み始めたのです。

新卒でも活躍出来るようになる職人育成のポイントは、
1. 専門特化により、得意分野を作り、
2. 成長スピードを速めた、ということです。

この会社さんの育成手法としては、
まず1年間はきちんと礼儀作法や職人としての心得を徹底的に教えた後、
2年目からは集中して同じ作業に従事します。

お話をしてくださった部長も一人一芸とおっしゃっていました。
同じことを、繰り返し量をこなすことで、その作業のスキルはあがっていきます。

そこで、調色1番、磨き1番などと自分の強みをまずは作るのです。
それが一人一芸。
そうすると、得意分野が出来て、社内エキスパートになれます。
そして、その作業のコツは、年次が上の人に対してもそのエキスパートが教える、そういう風土が出来ます。
すべてを教えて一人前になるには10年かかりますが、
得意分野に絞ったら、すぐに貢献できる存在になれるのです。

そして社内での技術共有が可能になります。
俗人的になりがちな技術をこうして平準化していくことが出来ます。

また、社内検定を設けたり、社内外でのコンテストに参加をしたりする機会も多くあり、
結果を評価する仕組みが用意されています。

結果的に、そういった機会が良いモチベーションとなり、自ら質を高めようと努力をします。
毎朝自主練するような風土も生まれています。

◆強者の戦略は包み込み
◆弱者の戦略は一点突破=絞り込み
です。

若手で経験がないからこそ、あれもこれでもではなくて、得意分野をつくる。
得意分野が出来れば自信がつく。
自信がつけば仕事は楽しい。
楽しいと感じること、自らやろうと思って何かに取り組む時は成長が早い。

船井総研でも、多くの面で、専任化を提唱しています。
若手にはまずパーツ・パーツで得意技をつけてもらって活躍する場を用意する。
パーツ型育成の方が、成長ステップが早いのです。

多くの新卒組のコンサルタントを抱える船井総研も同じです。
業種の絞込み。そして、早く成長したければ、自分の特技をつくること。
絞り込んで、仕事量をこなせば、大学を卒業したばかりの20代にでも、
経営を何十年もしている経営者と向き合えるコンサルタントが務まります。
新卒が活躍する仕組みとしては、同じ話です。

本日は、「パーツ型育成のススメ」でした。

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