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内定辞退率の低い会社の特徴

こんにちは。船井総合研究所 オートビジネス支援部藤木 晋丈です。
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さて、10月の内定式も過ぎ2016年卒の新卒採用も決着がつきつつあります。

“つきつつある”と表記したのも、
実はまだまだローカルエリアの金融系やインフラ系の企業の採用活動の決着がついていないから。

これが巡り巡って、中小企業の内定者の辞退につながっています。

だから、中小企業の採用担当者はまだまだ油断は出来ない。
この構図、これまでは無かったが、今年から生じている現象。

どいうことか?というと、

(中小企業から)内定をもらい、キャリアセンターに報告に行く学生。
そこには、上記の金融系やインフラ系の追加募集の案内が・・・

それを見た、キャリアセンターの先生は良かれと思い、

「●●くん、確か初めの頃金融系志望してたよね?
ちょうど、○○銀行の二次募集がでているから、チャレンジだと思って受けてみたら?」

中小企業の採用担当者からすると、なんて余計なことを・・・と思うかもしれないが、
こういったやり取りが今もキャリアセンターでは行われているのです。

もう、どのタイミングで内定辞退が出てもおかしくないのが、今年の新卒採用の特徴ではないでしょうか。

そんな辞退率の高い年の中で、辞退率の低い中小企業がいるのも事実です。

私のクライアントの中でも、
24名内定を出して、21名の入社(辞退率約10%)を見込んでいる企業様もいます。
他のクライアントも内定辞退率が70%を越えている中、かなり善戦してくれています。

そんな内定辞退率の低い企業の特徴を紹介すると

(1)大手の採用活動が始まるまでの間の接触頻度が多い
(2)採用活動の仕組みだけでなく、内定者フォローの仕組みまでしっかりと設計されている
(3)採用担当者の個別フォローによって働くイメージが明確になっている

このような3つの特徴があげられます。

特に(1)に関しては、
3月の合同説明会がスタートしてから5月末までの間での接触頻度が多かったのも
特徴の一つとしてあげられます。

ここで言う接触頻度は、選考の回数が多かった訳ではなく、
内定者にしっかり寄り添って入社に対する不安を解消するアクション回数が多かったという意味です。

つまり、キャリアセンター以上に学生との距離感を近くし、この人なら、この会社なら安心できる。
というポジションを勝ち取った企業が内定辞退率の低い会社となっているのです。

もっというと、
それだけ学生からの信頼を得られる担当者の存在が内定辞退のカギを握っていたといえます。

2017年卒の新卒採用活動は
今年採用が上手くいかなかった企業が対策を練ってくることは必至です。

そうなると、今年よりも困難な採用活動になることが予想されています。

採用が予定通りいかないと、企業の事業計画、業績に大きな影響を及ぼします。

改めて、採用は企業の重要課題の一つです。

是非皆さんも、今年の活動を振り返るとともに来季に向けて
採用予算とスケジュールだけでなく、フォローの予算とスケジュールも立てておきましょう。

そして、採用担当者の育成強化という命題も忘れずに。

そうしなければ、また採用できなかったと頭を抱えてしまいます。

皆さんの、いい準備をしましょう!!

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このコラムを書いたコンサルタント

藤木 晋丈 (ふじき しんじょう)

船井総合研究所入社後、活躍のフィールドを自身の夢でもある「人財」のテーマに定め プロジェクト&コンサルティング支援を行ってきた。 その中でも自身の経験や支援先での経験を活かした新卒・中途採用活動支援、内定者研修、新人研修などでは、累計5000人以上の人財採用と、 1万人以上の育成を手掛け成果を挙げてきた。 最近では、自身のコンサルタントとしての経験を活かし、50億、100億円企業に向けた 組織作り…

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